【SEO】ブログの更新日を常に最新日にすると順位が上がる?適切な更新頻度について紹介

「ブログやコラムの更新日を常に最新にしたら順位って上がるの?!」なんて相談を受けることがチラホラあります。

この記事にたどり着いた人も同じようなことを考えられているのではないでしょうか?

結論から先に伝えると、ページの更新頻度だけ変えても効果はありません!!

なぜなら、Googleは更新日を参考にして順位を決めているわけでなはいからです。

ただし、更新日を最新にすることで得られる効果がないかというと、そんなことはありません。(ややこしくして申し訳ないです…)

この記事では、Googleの特許やアルゴリズムの説明を交えながら更新日について紹介いたします!

目次

更新日だけの変更は効果がない理由

そもそもページの「更新」とは、対象のページに何かしらの変更(文章や画像などの追加・削除・リライト)を加えることであり、変更した内容がページに反映された日が「(最終)更新日」です。

この記事をご覧になられている多くの方が理解している、あたりまえのことです。

Googleもこのあたりまえのことを理解・評価するシステムを開発して「サイトの更新に基づくドキュメントのスコアリング」の特許を2011年に申請し、公式サイトでこれらを包括する「フレッシュネスシステム」の実装を紹介しています。

フレッシュネスシステムについて

Google は、検索クエリに対してより鮮度の高いコンテンツが期待される場合にそのようなコンテンツが上位に表示されるように、「検索クエリにふさわしい鮮度」を評価するさまざまなシステムを導入しています。たとえば、公開されたばかりの映画について検索されたら、おそらくクランクインの時期の記事ではなく最近のレビューを探していると判断します。別の例として、「地震」で検索された場合、平時であれば地震に対する備えや支援などに関する情報を返し、地震が発生して間もないころならニュース記事や鮮度の高いコンテンツを上位に掲載するように努めています。

引用:Google 検索ランキング システムのご紹介 | Google 検索セントラル

特許の一部を具体的に説明すると、Googleが最後にインデックス(データベースに保存)したデータと、新たにクロールして取得したデータの差分を判断します。

差分の判断は、ページのメイントピックに関する内容あたる箇所を対象としています。ページの更新日時、文章の言い回し、語尾(です、ますなど)を変更は対象となりません。

更新日って何のためにあるの?

更新日は、「Google先生、ページを編集しました!」と伝えるものであって、Googleも「このページは更新されているかも」と、更新されたページを見つけるキッカケとして利用しています。

ページの内容を変更していないのにも関わらず更新日のみ変更し続けているとGoogleは更新日を参考にしないようになります。

つまり、童話「嘘つきと狼」と同じように嘘ばかりついていると、本当のことをいっても信じてもらえなくなります。

コンテンツの適切な更新頻度

Googleは高品質(ユーザーが検索している疑問や悩みを解決できる)なコンテンツを検索結果の上位に表示することを理想としています。

記事を公開してから時間が経過して掲載している情報が陳腐化すれば、品質の低い記事とみなされて順位が低下しまてしまいます。

つまり、記事の更新は掲載している情報が陳腐化してしまうタイミング(もしくはそれより少し前)が最適です。

更新のタイミングはキーワードにより異なるため、扱っているトピックを理解する必要があります。

キーワード更新頻度
1ドル 円 レート毎秒
最新 一眼レフ商品が発売される度
鎌倉幕府 いつ設立が1192年から1185年に変わったタイミング

例えば、ドル円の為替レートを紹介するコンテンツの場合、市場が動いている間は常に更新をし続けなければ情報鮮度の質が担保できません。1日1回の更新では情報が古く役に立ちませんよね。

最新のおすすめ家電を紹介する記事は、5年前に発売された製品ではなく、できるだけ新しく話題の製品が紹介されていなければ訪問ユーザーもがっかりしてしまいます。

私も実際に適切な更新頻度に特化する形で成功したサイトがあります。

現在はサイトを売却(下世話ですが大手企業に割とよいお値段で売れたそうです)してなくなってしまいましたが、アフィリエイト収益が見込みえる「格安シム会社名 + キャンペーン」で個人のアフィリエイトサイトが一時期、上位表示されていました。

たまたま機会があったのでウォッチしていたのですが、公式サイトにキャンペーン情報が掲載・更新されたら真っ先に更新をし続けていたことが勝利の要因のひとつでした。

情報を早くキャッチアップするには?

おおくのトピックが不定期で情報が発信されるため、Googleアラートに登録してメールでチェックをすると、キャッチアップするスピードが上がり、取りこぼしがなくなるためオススメです。

Googleがトピックの変化を理解している方法

Googleは、信頼できる情報元や、対象のトピックをあつかう多くのページで言及されている内容、トレンドなどを参照して、トピックに対しての情報を理解しています。

例えば、Nintendoの人気タイトルである『大乱闘スマッシュブラザーズ』の最新作を検索する「スマブラ 新作」では、もっとも新しいタイトルである『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を紹介する記事が検索結果に表示されます。

これは、発売元であるNintendoや、ゲームを紹介する専門サイト、対象のトピックを扱うWEBページなどを参照して、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が最新であると認識しています。

公開日が古い記事が評価される場合もある

すこし話がそれますが、「日の丸の由来」や「カルボナーラのレシピ」といった、時間が経過しても内容が古くならず、価値を失わない、普遍的なテーマを扱ったエバーグリーンコンテンツは、記事の更新は必要ありません。

エバーグリーンコンテンツにあたる場合、投稿日が古いコンテンツを評価します。

公開日を特定する方法

  • 検索エンジンがページへのリンクを最初に発見した日
  • 検索エンジンが最初にページクロールした日
  • 検索エンジンが最初にページをインデックスした日付

古いコンテンツを優遇する理由は、すでに存在するページの内容を真似して作成された類似コンテンツが作成されることがよくあります。

記事の公開日が新しいからといって、類似コンテンツが古いコンテンツより高い順位にランクインしてしまうことを抑制する、健全性を保つためのアルゴリズムが組み込まれています。

更新日を変更することで得られる効果

ページの更新日が新しいとクリック率が上昇が期待できるケースがあります。

なぜならば、更新日は検索結果に多くで表示される(すべてではありません)ため、鮮度の高い情報を探しているユーザーは日付を参考にページを選ぶことがあります。

例えば、「chatgpt 最新情報」の検索結果をみてください。

検索日時:2024年7月19日

古い情報が掲載されています。1位は5か月前の記事が表示されているため、更新日をみて観覧するサイトを決める人は自然と避けるでしょう。

つまり、更新日(や投稿日)はクリック率に影響することがあります。

例として紹介したChatGPTはアップデートのスピードが速いため、できるだけ最近の日付が好まれるでしょう。

一方で、「今やっているドラマ一覧」は放送クール中(一般的なドラマの放送は1クール=3か月放送)であれば、日付が1週間までも1か月前でも気にならないため、題材によってユーザーが許容する更新日は異なります。

あくまで、最新性が求められるキーワードに対してのみ期待できる効果で、エバーグリーンコンテンツでは効果が薄いでしょう。

まとめ

今回は、記事の更新日を日付を最新日に変更したら変更してもSEO対策につながらない理由について説明しました。

記事の内容を毎日更新したとしても、記事で扱っているトピックに必要なタイミングでなければ順位も上昇しません。適切なタイミングで運用することで成果につなげることができますので、日々トピックの情報をキャッチアップしてブログを運用するように心がけましょう!

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