諏訪大社は、長野県諏訪地方に点在する4つの神社からなる大きな神社です。それぞれ魅力的な見どころがあり、1つの神社だけでの参拝ではもったいない!ここでは、4つの神社の特徴や巡り方をご紹介します。
4つの神社は、上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮です。それぞれ異なる個性があり、神様がいらっしゃる時期も異なります。上社は諏訪湖の水を司り、下社は豊かな実りを司っています。
上社と下社の違いは何でしょうか?上社は山に近く、自然を感じられる静かな雰囲気。下社は田園地帯に近く、開けた明るい雰囲気です。また、お祭りなども異なりますので、事前にチェックするとさらに楽しめます。
諏訪大社は多くの御利益で有名です。縁結び、開運、厄除け、交通安全など、様々な願いが叶うと言われています。また、パワースポットとしても人気が高く、エネルギーを感じられると評判です。
電車で行くなら、下社秋宮大がおすすめ。駅から徒歩10分とアクセス良好です。4社巡る場合も、駅からスタートすると効率的に周れます。
諏訪大社は、1つ1つの神社を回るだけでなく、4つの神社を巡るのが醍醐味。それぞれの個性を発見しながら、素敵な旅をお楽しみください!
諏訪大社の4つの神社
諏訪大社は、上社と下社の4つの神社から構成されています。それぞれの特徴は以下のとおりです。
神社名 | 所在地 | 主祭神 |
---|---|---|
上社本宮 | 長野県諏訪市 | 建御名方神 |
上社前宮 | 長野県諏訪市 | 八坂刀売神 |
下社春宮 | 長野県諏訪郡下諏訪町 | 建御名方神 |
下社秋宮 | 長野県諏訪郡下諏訪町 | 八坂刀売神 |
4つの神社はそれぞれに異なる特徴を持ち、それぞれが諏訪信仰の中心となっています。上社は諏訪湖の南に位置し、下社は諏訪湖の北に位置しています。
諏訪大社は、諏訪湖の自然と深く結びついた信仰として、古くから人々の生活と密接に関わってきました。それぞれの神社には、様々な神事や祭りが行われ、現在でも多くの人々に親しまれています。
上社本宮と下社春宮は、それぞれ諏訪湖の南と北の端にあります。上社前宮と下社秋宮は、それぞれ上社本宮と下社春宮の近くに位置しています。4つの神社は、諏訪湖を取り囲むように配置されており、諏訪信仰の広がりを伺うことができます。
4つの神社を巡る際には、それぞれの特徴を理解しながら参拝することで、より深い諏訪信仰への理解を深めることができます。
上社本宮の特徴と見どころ
上社本宮は諏訪大社4社の中で最も格式が高く、諏訪大社の神である建御名方命が最初に鎮座したとされる由緒ある場所です。パワースポットとしても知られ、3つの御柱が建っています。
御柱は諏訪大社の神を地上に降ろす依代とされ、7年に一度の御柱祭で諏訪湖まで運ばれて建て替えられます。境内には樹齢1000年以上の杉並木や国の天然記念物に指定された神楽殿など見どころが豊富です。
また、国の重要文化財に指定された本殿は荘厳な雰囲気を醸し出しています。諏訪大社を代表する上社本宮で神のパワーを感じてみてはいかがでしょうか。
上社前宮の特徴と見どころ
上社前宮は、諏訪大社の摂社の中でも最も歴史が古く、その創建は上社本宮よりも古いとされています。境内には国の重要文化財に指定されている本殿や拝殿があり、古くからの伝統を感じることができます。
上社前宮は、諏訪大社の祭神である建御名方命(たけみなかたのみこと)の荒魂を祀っています。荒魂とは、荒々しい魂のことですが、上社前宮では五穀豊穣や家内安全、厄除けのご利益があると言われています。
また、上社前宮は「万治の大火」で焼失した後に再建されたため、他の神社よりも新しい造りとなっています。そのため、木造建築の美しさや精巧な彫刻を楽しむことができます。
上社前宮は、上社本宮よりも規模は小さいですが、その歴史的価値や見どころは十分にあります。諏訪大社を訪れた際には、ぜひ上社前宮にも足を運んでみてください。
下社春宮の特徴と見どころ
諏訪大社の4つの神社の中で、春宮は、春宮一之御柱や春宮二之御柱など、御柱祭が行われる場所として有名です。春宮一之御柱は、高さ13メートル、重さ13トンにも及ぶ巨大な御柱で、諏訪大社のシンボル的な存在です。春宮二之御柱は、高さ10メートル、重さ10トンで、春宮一之御柱よりも少し小ぶりですが、それでも迫力満点です。
春宮は、諏訪大社の御祭神である建御名方神(たけみなかたのかみ)の妻神である八坂刀売神(やさかとめのかみ)を祀っています。八坂刀売神は、農業と水の神様とされています。そのため、春宮は、五穀豊穣や水の神様として崇敬されています。
春宮本殿は、鎌倉時代初期に建てられたものとされており、国の重要文化財に指定されています。春宮本殿は、諏訪造と呼ばれる独特の建築様式で建てられており、一見の価値があります。
また、春宮には、諏訪大社の神宝である「神長官守矢史料」が保管されています。神長官守矢史料は、諏訪大社の歴史や伝統に関する貴重な資料であり、国の重要文化財に指定されています。
春宮は、諏訪大社の4つの神社の中でも、特に見どころが多い神社です。ぜひ、時間をかけてゆっくりと参拝してみてください。
下社秋宮の特徴と見どころ
下社秋宮は、諏訪大社の4つの神社の1つで、諏訪湖の南西に位置しています。春宮と同じく「建御名方神」が祀られており、秋の恵みと実りを感謝するお宮として信仰されてきました。
社殿は本殿、幣殿、拝殿の3つの殿から構成されており、国の重要文化財に指定されています。本殿は諏訪造りと呼ばれる独特の建築様式で、神明造りのような千木と鰹木を備えていません。また、拝殿の欄間彫刻は、力強い龍の姿が見事であり、一見の価値があります。
下社秋宮の境内には、樹齢千年を超える大杉や、縁結びの神様である「木花之佐久夜毘売命」が祀られた摂社「八尋殿」などがあります。また、例年4月19日に行われる「御田祭」では、五穀豊穣を祈るため田植えが行われます。
下社秋宮は、諏訪大社4社のの中で最も古い歴史を持ち、古来より多くの人々の信仰を集めてきました。紅葉の名所としても知られ、秋には境内が美しく色づきます。歴史と自然の美しさを兼ね備えた下社秋宮は、諏訪大社を訪れる際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。
神様がいる時期
諏訪大社は、上社と下社の4つの神社から成る複合神社です。神様がどの時期にどの神社にいるのか、表にまとめました。
神社 | 神様がいる時期 |
上社本宮 | 通年(4月15日~6月30日を除く) |
上社前宮 | 通年(4月15日~6月30日を除く) |
下社春宮(手長) | 4月15日~6月30日 |
下社秋宮(足長) | 7月1日~4月14日 |
上社本宮と前宮は、常時神様がいます。下社春宮と秋宮は、一年を半分ずつ交代で神様がいます。春宮に神様がいない期間は、上社本宮と前宮に神様が合祀されます。
諏訪大社は、上社と下社の2つのエリアに分かれています。それぞれ、本宮と前宮の2つの神社があります。
上社本宮は諏訪大社の総本社で、御柱祭の本宮でもあります。本殿は国宝に指定されています。上社前宮は諏訪大社の摂社で、縁結びの神様として有名です。境内にはパワースポットが多く、静かで落ち着いた雰囲気があります。
下社春宮は、4月15日~6月30日まで神様がいます。御柱祭の里宮であり、本殿は国の重要文化財に指定されています。下社秋宮は、7月1日~4月14日まで神様がいます。諏訪大社の摂社で、諏訪湖のほとりに位置しています。秋の紅葉が美しいです。
上社と下社は、祭神が異なります。上社は建御名方神(たけみなかたのかみ)を、下社は八坂刀売神(やさかとめのかみ)を祀っています。また、上社は山岳信仰、下社は水田信仰の中心地でした。
諏訪大社は、縁結び、開運、厄除け、商売繁昌など、様々なご利益があります。特に、縁結びのご利益は有名で、多くのカップルが訪れます。
諏訪大社へ電車で行くなら、JR中央本線「下諏訪駅」が最寄り駅です。下諏訪駅から諏訪大社下社秋宮までは徒歩約10分です。
4社巡りは、時計回りか反時計回りどちらでも可能です。一般的には、時計回りが良いとされています。
- 上社本宮
- 上社前宮
- 下社春宮
- 下社秋宮
4社巡りをすると、約2時間程度かかります。時間に余裕を持って参拝しましょう。
諏訪大社へのアクセスは以下の通りです。
- 車:中央自動車道諏訪ICから約15分
- 電車:JR中央本線「下諏訪駅」から徒歩約10分
諏訪大社周辺には、諏訪湖、霧ヶ峰、立石公園、片倉館、諏訪大社宝物館などの観光スポットがあります。
歴史と伝統のあるパワースポット、諏訪大社への参拝をぜひご検討ください。
上社と下社の違い
諏訪大社は上社と下社に分かれており、それぞれ異なる特徴を持っています。上社は本宮と前宮の2社からなり、建御名方神(たけみなかたのかみ)を祀っています。本宮は諏訪湖の東側に位置し、諏訪大社の総本社とされています。一方、前宮は本宮の南西約2kmに位置し、諏訪大社の奥宮とされています。
下社は春宮と秋宮の2社からなり、八坂刀売神(やさかとめのかみ)を祀っています。春宮は諏訪湖の西側に位置し、諏訪大社の摂社とされています。一方、秋宮は春宮の北約1kmに位置し、諏訪大社の末社とされています。
上社と下社の主な違いは以下の通りです。
- 祀られている神様: 上社は建御名方神、下社は八坂刀売神
- 位置: 上社は諏訪湖の東側、下社は諏訪湖の西側
- 社格: 上社は総本社、下社は摂社と末社
諏訪大社は上社と下社に分かれており、それぞれ異なる特徴を持っています。上社は建御名方神を祀り、諏訪湖の東側に位置しています。下社は八坂刀売神を祀り、諏訪湖の西側に位置しています。両社はそれぞれ独自の祭祀や神事を行っており、諏訪大社の重要な構成要素となっています。
諏訪大社のご利益
諏訪大社は日本全国で信仰を集める有名な神社であり、数々の強力なご利益があるとされています。特に、諏訪大社は「開運厄除」の神様として信仰を集めています。建御名方神は、諏訪湖に住む大蛇を退治したという伝説があり、厄災を退けて運気を上昇させる力があるとされています。また、諏訪大社は「縁結び」の神様としても有名です。建御名方神と八坂刀売神(やさかとめのかみ)の夫婦神を祀っており、良縁成就や夫婦円満を願う人々が多く訪れます。
諏訪大社には、全国各地から多くの人が参拝に訪れます。年間の参拝者数は約200万人にも上るといわれています。また、諏訪大社はパワースポットとしても有名であり、境内には複数の強力なパワースポットが存在します。
諏訪大社は、開運厄除・縁結び・商売繁盛・家内安全など、様々なご利益があるとされています。パワースポットとしても有名な神社なので、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。
電車で行くなら諏訪大社下社秋宮大がおすすめ
電車で諏訪大社をひとつだけ参拝するなら、下社秋宮がおすすめです。
駅からのアクセスが良く、またお土産などの売店や歴史ある建造物やパワースポットも多数あります。秋宮は五穀豊穣や産業繁栄、縁結びの神様として信仰されており、多くの参拝者で賑わっています。
国の重要文化財に指定されている本殿や拝殿、国宝の神楽殿、樹齢1,000年以上の杉の木など見どころも満載です。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
4社巡りの回り方
諏訪大社は、上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮の4つの宮からなる神社です。それぞれに異なる特徴があり、それぞれを巡ることで諏訪大社の全体像を理解することができます。
4社巡りの回り方には、大きく分けて2つの方法があります。
- 時計回り: 下社秋宮、下社春宮、上社前宮、上社本宮の順番で巡ります。
- 反時計回り: 上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮の順番で巡ります。
どちらの回り方を選ぶかは、時間や体力、交通手段などによって異なります。
時計回りは、公共交通機関を利用する場合に適しています。下社秋宮からスタートし、諏訪大社下社春宮、上社前宮、上社本宮と順に巡り、最後は上社本宮バス停からバスで帰るというルートが一般的です。
反時計回りは、車を利用する場合に適しています。上社本宮からスタートし、上社前宮、下社春宮、下社秋宮と順に巡り、最後は下社秋宮駐車場に車を停めるというルートが一般的です。
どちらの回り方を選択しても、4つの宮をすべて巡ることをおすすめします。それぞれに異なる魅力があり、諏訪大社の全体像を理解することができます。
上社本宮は諏訪大社の総本社であり、諏訪湖の南西に位置します。諏訪大社の祭神である建御名方神(たけみなかたのかみ)が祀られています。
上社前宮は上社本宮の摂社であり、諏訪湖の北西に位置します。八坂刀売神(やさかとめのかみ)が祀られています。
下社春宮は下社の総本社であり、諏訪湖の南東に位置します建御名方神の荒魂が祀られています。
下社秋宮は下社の摂社であり、諏訪湖の北東に位置します 八坂刀売神の荒魂が祀られています。
諏訪大社は、約1,900年前に創建されたと伝えられています。古くから諏訪湖周辺に住む人々の信仰を集め、諏訪地方の有力な氏神として崇敬されてきました。平安時代には、朝廷から官幣大社に列せられ、江戸時代には幕府からも手厚い保護を受けました。現在も、全国各地から多くの参拝者が訪れる諏訪大社は、日本を代表する神社の一つです。